川神祭り

川神祭り

■所在地佐賀市東与賀町
■登録ID1103

毎年5月に立野と中島地区の境界の場所、昔の「ひゃあらんさん」この広場に莚(むしろ)を敷き、弁当やご馳走を持ち寄ってお祭りする。その趣旨は川の水に対する感謝と水難予防である。この堀水に関連して毎年2月には「寒の水」の習俗がある。これは正月に搗(つ)いた餅を寒の水につけておくと1年中腐らないというのである。寒の水を大瓶の中に蓄えこれにつけた餅は、昔から馬耕やごみ揚げや子ども達のおやつとしての「黄粉(きなこ)餅」となる。この味はまた農村では欠くことのできない風味と栄養満点の食品でもある。

出典:東与賀町史P1156