梅田公民館

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梅田公民館

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■所在地佐賀市東与賀町大字下古賀(梅田)
■年代現代
■登録ID1139

この村の南部広江橋に近く、梅田公民館がこの村発祥当時に見事に建設された。
公民館の新築には何分にも終戦後のことであったため相当の苦労が多かった。一度に多額の金を集めることは到底不可能のために、最初は各戸から5円宛の日抜き貯金を始めた。ところで自分たちの力でこの大事業完成を目指しており村落民の強い自覚と堅い決意もあって、予想以上に貯金は殖えていった。やがて5円から10円に更に20円と値上げして約8か年間の後には30円と格上げして見事に総合計約25万円の貯蓄高となった。これが公民館建築の基本金である。土地建物の経費合計約70万円也を使ったが、わが村の農協から40万円也を借用し多少の予備金もあって立派な公民館が完成しその落成式が行われたのである。その当時は年々と物価が上がる時代、高度な日本の経済成長の時代だったので、思い切って借銭をして敢行したことが幸いしたのである。この喜びは思えば村落梅田に居住した人々の団結と決意にあった。全く苦節20年の汗と油の結晶であったのである。

出典:東与賀町史P1187

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