興文小学校発祥の地

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興文小学校発祥の地

■所在地佐賀市東与賀町下飯盛
■年代近代
■登録ID1235

東与賀小・中学校の元祖は興文小学校であるが、その発祥の地は現在江原益雄の住宅付近にあった興文塾である。同氏の談話を総合すると、その祖父の時代で建物はコの字型40坪の平屋で木材もけやきを用い、屋根は本瓦ふきの堂々たるものだったらしい。この興文塾と住吉のやっすん学校が明治21年に合併し「尋常興文小学校」として創立発足したのである。この時興文塾の建物は大部分を当時の小学校へ移転し改造築された。その一部は現在の小学校が新築される以前まで運動場の東部で、宿直室・使丁室の南側に1教室以上の広い建物があった。これに玄関や床の間をつけて戦前より戦後にかけても、かつての「興文館」の名称で、PTAの諸会合や参観・視察者の接待施設に変身したのである。

出典:東与賀町史p1216