大門西遺跡

大門西遺跡

■所在地佐賀市金立町字十一本杉
■登録ID1753

金立町字十一本杉あたりにある遺跡
 金立山ろくから佐賀平野へ向って延びた舌状丘陵の基部・標高40mにあり、弥生時代前期末の集落跡と古墳16基からなる複合遺跡である。 
 縄文時代各時期の土器片が出土している。
 遺構としては晩期のかめ棺墓と土境など各1基がある。
 弥生時代の遺構は、前期末のもので、竪穴式住居あと4棟、貯蔵穴27基、その他の竪穴2基がみつかっている。
 住居あとの平面形はいずれも円形で、直径3〜5mの小規模のものである。床面には炉あとや排水溝などはない。
 柱穴の配列は、かべぎわに5〜7か所円形に配置されたもの4つを方形に配置するものなどがあった。
 古墳16基のうち5世紀代の石棺系石室3基、竪穴式石室2基と6世紀未から7世紀前半に築造された横穴式石室7基に大別される。
 横穴式石室古墳からは、須恵器の量が豊富で、馬具・鉄器・装身具額・土師器などが出土している。

出典:ふるさと金立(その2)p.10

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