小里五社権現

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小里五社権現

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■所在地佐賀市高木瀬町大字長瀬
■登録ID1788

 西小里の西方にあり、祭神や起源は明らかではないが、伝説によれば大昔北条時頼が小里村に滞在しており、後川上の大願寺で亡くなった。大願寺、小里の村人は各々社を造ってその霊を慰めることにした。これが五社権現であるという。大願寺の社が本社であり、小里の社が末社という関係にあったらしい。大願寺の本社の屋根の葺き替えには小里の人達が出動することになっていた。この奉仕作業は昔からずっと続けられてきたようであるが、小里の氏子も数軒と少なかったので、今から約80年くらい前を最後に打ち切られ、以来絶えている。祭田は3畝程あり、以前は9月18日を祭りの日とし、どじょう祭りとして有名であったが、今は11月の勤労感謝の日にお祭りをしている。
 ここの権現さんは、子孫繁昌のお守りとして崇められ、そのためお祭りには決まって芋や豆が出されている。
 境内には聖観音1体及び地蔵菩薩2体が祀ってある。この聖観音は明治23年旧10月18日奉献され、施主は台石が固定されたセメントに埋もれて判明しないが、江里口、真嶋、木下の姓が見える。このお堂は、昭和5年9月吉日木下儀六氏より奉献されている。

出典:高木瀬町史 P311

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