ほんげんぎょう(鬼火たき)(1月7日)

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ほんげんぎょう(鬼火たき)(1月7日)

■所在地佐賀市嘉瀬町
■登録ID18

 朝まだ暗いうちに起床し、家の門前や鎮守の境内等で、前日までに土手などで刈ってきた竹笹やしめ縄、お札を焼く行事である。これは全国的な行事で鬼火たきとは鬼退じの意味である。この鬼火たきでは歳徳神に供えた餅を焼いて食べた。この餅を食べることによって禍を除き福を得ることを祈ったものである。また竹の燃えかすのまだ煙の出ているのを拾って田んぼへ挿し虫除けのまじないにしたり、上部を三角形に折り曲げ門口に立てて魔除けにするところもあった。
嘉瀬では、各部落によってその方法は様々であったが、今では殆んど行われていない。ただし、扇町では虫供養塔北の田んぼの中で、公民館行事の一つとして実施している。

出典:嘉瀬町史 (P.144)