佐賀県農事試験場

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佐賀県農事試験場

■所在地佐賀市神野東二丁目(草場)
■年代近代
■登録ID1895

 現在、佐賀市川副町南里にある佐賀県農業試験研究センターの前身佐賀県農事試験場が、草場に設置されたのは、明治33年(1900)のことである。場所は、佐賀駅北口前通りとはがくれ荘から三溝へ通ずる道路の交差点の東側で、その東北角の少し北に正門があり、その東側に建物や実習田、実験畑があった。
 昭和25年(1950)、佐賀県農業試験場設置条例が施行され、佐賀県農業試験場と名称変更、同27年(1952)高木瀬村に移転した。その間、佐賀県農業の発展に寄与した技術の開発などは測りしれないものがある。
 農事試験場の農事参観デーが初めて開かれたのは、大正11年(1922)という(佐賀県農業試験場要覧より)。この時は、県内から沢山の農家の人が集まって大にぎわいをした。
 その後、佐賀県農業試験場は、昭和43年(1968)に現在地の佐賀市川副町へ移り、平成4年(1992)には佐賀県農業試験研究センターに改称され、現在に至っている。
【思い出】
 神野小学校の児童で、学校帰りに農事参観デーを見に行ったものも多い。その中のイタズラボウズが、展示場にさげてあった広告を1人で沢山とっているところを試験場の人にみつかったらしい。
 翌日の朝会(その頃は毎日あっていた)で、「きのう、農事試験場に行って広告をどっさりとったものがいる・・・」と先生から叱られたこともあった。

出典:・神野p.171〜172(神野小学校100周年記念誌)・佐賀市史 第4巻

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