玉林寺の多聞天 | さがの歴史・文化お宝帳

玉林寺の多聞天

所在地 佐賀市大和町大字久池井3257
年代 近世
登録ID 2134

出典資料から記載

 玉林寺山門の手前両側に「阿吽の多聞天」と呼ばれる石像が建っている。多聞天は四天王の一尊で「毘沙門天」とも呼び、帝釈天の眷属である。
 四天王が仏教守護の神とされているから、ここの多聞天も寺門を守る護法神であることには間違いない。
 元禄16年(1703)3月吉日の銘があるが風化も少なく、鎧を着けた武人の姿はのみの跡も見事で、石像美術のうえからも貴重なものである。
 「阿」とは口を開いて出す声、「吽」とは口を閉じて出す声で向かって左が阿、右が吽の姿である。邪鬼を踏みつけた忿怒(怒り)の形相と、常に怒声を発していかなる邪神をも近付けない
様相がよく表われている。邪鬼を踏まえた像は四天王の外に庚申さんの主尊である青面金剛にも見られるが、この邪鬼を「天の邪鬼」といい、これが暴れ出すと風邪がはやるから踏み付けているという説と、邪鬼は地震を起こす暴れ者とか、作物を荒す鬼とかいろいろの説がある。
出典:大和町史P.553〜554

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