文殊菩薩と普賢菩薩騎象像 (玉林寺)

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文殊菩薩と普賢菩薩騎象像 (玉林寺)

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■所在地佐賀市大和町大字久池井3257(玉林寺)
■登録ID2200

 出羽の玉林寺本堂前に観音像を中にはさんで、北に東面して獅子に座った文殊菩薩の石像と、南に経巻をひもとき象に座った普賢菩薩の石像が安置されている。この二尊は菩薩の最上位にあるとされ、この両菩薩が釈迦如来の脇持として配されたのも、この両尊が理(普賢)と智(文殊)を司どる仏だからであろう。
玉林寺の二石仏は文禄の役(1592)の際に朝鮮から持ち帰ったものと伝えられている。しかし、二仏は構造、様式が全く違っていて最初から双体の物であったとは考えられない。文殊菩薩は異様で日本在来の彫像とは考え難いから、朝鮮伝来と伝えられているのはこの文殊像ではないかと県文化課調査官はいっておられる。二仏としてよく整った、しかもおだやかな感じの様相をしている。

出典:大和町史P.568〜569

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