宗専寺

宗専寺

  • 宗専寺
  • 宗専寺
  • 宗専寺

■所在地佐賀市木原二丁目15-11
■登録ID2355

【宗派】浄土真宗本願寺派
【本尊】阿弥陀如来
【創立】不明
親鸞上人を宗祖とするこの寺は、昭和20年8月の空襲で、一部の過去帳、諸記録を焼失したために、創立の年代は明らかでない。
しかし、大坂夏の陣の前年、即ち慶長19年(1614)からの過去帳によると、ほぼ360年以前の建立と考えられる。
第2世玄益のときから、今日の寺号を許されており、第11世貫簾は、18歳で遠く日田の広瀬淡窓の威宜園で学び、当寺を継承してからは、学問のかたわら、立生花を指導して、池坊華道の九州総会頭職として、広く福岡、長崎など、数百の門弟に教えていたと言う。
「逝去の会葬には、千余の会葬を得し」とあり、いかに多くの信徒の崇敬を得ておられたかをうかがい知ることができる。
その子12世貫夫師は、村の奉仕活動家として活躍され、今の幼推園の先がけとも言える託児所を創設され、農繁期中は、農家の子どもを預かって世話をされた。

出典:わが郷土北川副町の歴史p133

地図