古賀観音堂

古賀観音堂

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■所在地佐賀市水ヶ江6丁目10
■年代近世
■登録ID2358

【本尊】如意輪観音菩薩
今より150年余り前、佐賀藩政時代に藩主が家臣の武士に賜わったものを、古賀区の武家屋敷であった現在地に小堂宇を建立して安置したのが起源であると伝えられている。
佐賀城東南部に住む武士達は、この観音に帰依するもの多く、即ち心のよりどころを得て、仏徳を喜び、観音講を組織して維持運営に努めた。ところが大正末期の台風で、お堂が倒れたため、御本尊の観音菩薩像を、八田の大応寺に預け数年を経過したが、観音菩薩の熱心な信者の方の夢枕に立たれた観音様が三夜に亘り、元の古賀に帰りたいというおつげがあったということで、それではと地区では昭和6年10月頃より費用を拠出し堂宇を再建し、観音菩薩を大応寺より迎え安置して今日に到っている。今でも地区では宗教法人の組織により運営されていて、地区民の信仰も厚く地区外よりの参詣も多く、広く古賀のお観音さんとして知られている。

出典:わが郷土北川副町の歴史p135

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