江上町(郷制以降)

江上町(郷制以降)

■所在地北川副
■登録ID2395

蓮池往還の宿場町で、寺井津街道との合流点で、早くから栄えた宿場町であった。巡見録によると、人口250人、家数50軒であった。
川副郷の上納米を収める米倉が6か所にあり、その一つが江上町にあったと記されている。大正時代まで、佐賀江沿いにあった、深川という地主の小作米倉庫が、それではないかと考えられる。
また龍造寺と小田両家の争いの場であり、佐賀戦争の戦場ともなった。旧家には銃弾の跡や、銃弾で穴のあいた水がめが残っていた。また庄屋を務め、村長も務めた旧地主の轟木家がある。

出典:わが郷土北川副町の歴史P51