新郷村(郷制以降)

新郷村(郷制以降)

■所在地北川副
■登録ID2398

八田江の東部低平地の水田に囲まれた村で、八田村、下武、今村などを含めて、総称されることもある。永仁2年(1294)頃、すでに新合名が記されており、川上社の地蔵菩薩の供用米を、新合名で奉納している。
これは、元享元年(1321)藤原能泰の田地避状写しに、「河上宮地蔵菩薩田料、河副庄新郷、右地用米毎年二十一田代に奉引田二町」とあることで、確認できる。これは、当時土地開発が急速に進められる過程において、神社・仏閣に土地寄進が行われていたものと考えられる。

出典:わが郷土北川副町の歴史P52