佐賀空襲

佐賀空襲

■所在地北川副
■登録ID2404

昭和20年8月5日から6日未明にかけて、佐賀市周辺は、B29の洗礼を受けた。
マリアナ基地を発進したB29約30機は、九州西海岸を北上して、佐賀平野上空に侵入した。5日午後11時30分頃から、1分から3分間隔にて、6日午前1時頃まで、約1時間半にわたり、北川副・西与賀・諸富付近に、焼夷弾攻撃を加えた。それに、本土近くまで接近してきた航空母艦から飛び立ったグラマン戦闘機から、無差別の機銃掃射が人影に浴びせかけられた。
この佐賀空襲の時の北川副村の被害は、小学校が全焼、岩松軒(がんしょうけん)、光源寺をはじめ焼失家屋91戸、死者21名であったと記録されている。なお、佐賀空襲における被害は、旧佐賀市、諸富町、川副町、東与賀町、久保田町に及んでいて、死者合計は61名、焼失家屋は443戸であったと記録されている。

出典:わが郷土北川副町の歴史P74佐賀空襲(佐賀空襲を記録する会)