鍋島イカダ流し大会

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鍋島イカダ流し大会

■所在地佐賀市鍋島町
■年代現代
■登録ID2668

昭和61年度から平成14年度までの15回に渡り、鍋島の西側を流れ、古今そのままの雄大さと恵み豊かな自然美を残して流れる嘉瀬川を活用して、「イカダ流し大会」を実施していた。
子ども達には冒険をとおして心身を鍛え、また協調性や社会性を身につけさせ、併せて自然の美しさを愛する心情を養うとともに、「親と子」「町区相互」のふれあいを深めるとともに、明るく住み良い町づくりを目指すためのイベントとして開催していた。
乗船場所は池森橋で、下流の嘉瀬大橋下まで約2kmのコースを流し、乗船対象者は小学4・5・6年生、中学生とし、低学年生が参加の場合は保護者同伴とした。一般の事業所等の自由参加も花を添えた。
イカダは、地区ごとに親子の手づくりで、工夫した船が作製され、材料は竹・古材木・タイヤ・チューブ・発砲スチロール・空缶などの廃材が多く活用されていた。
どこの地区のイカダにもニックネームがつけられ、ポケモン・サントアイヌ号・ほたるの里号・はばたけムッピー・七夕号・たまごっち・水族館・うるおい水辺号等すばらしい愛称できれいに飾り付けられ、懸命に作ったいかだで楽しい川下りを経験した。また、下船後には第2部のイベントとして、かき氷・バザー・ヨーヨー釣り・お楽しみ抽選会等でさらに会場が盛り上がり、川下りの人気も上昇していった。しかし、各地区でイカダを保存する場所の確保が困難となり、またイカダを製作する時間や費用が年々増大する傾向から平成16年度以降中止せざるをえなかった。

出典:地域の人の説明