石丸久光

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石丸久光

■所在地佐賀市鍋島町
■年代現代
■登録ID2688

 元陸軍工兵中佐。蛎久出身。明治45年陸士卒。大正3年青島戦に戦功抜群にて、近衛隊附となり昭和7年予備役となり帰郷し、青年学校指導員となり郷土青年の指導訓練に精進し、昭和12年村助役に推され、村政に参画し村民の信望をあつめた。終戦後村教育委員長として教育振興に全力を傾注した。昭和28年6月大水害当時蛎久区長として消防団青年団員を指揮して徹宵堤防補強作業を続けたが、26日午前8時40分決潰し、最後まで堤防上にて警戒中の彼は濁流に呑まれ殉職した。至誠剛直で愛郷心が強く、鍋島の発展と教育の振興に、青年の様な夢と熱をもって活躍した人であった。

出典:鍋島町史 第一篇p.77