千綿ちか

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千綿ちか

■所在地佐賀市鍋島町
■年代現代
■登録ID2689

 明治17年3日月生。明治35年佐賀師範卒業後若木、桜ケ丘各学校の教職にあること16年。其後推されて方面委員、母性補導委員、愛国婦人会鍋島分会長などの公職につき、村教育厚生方面に多大の貢献をなし、終戦後昭和26年村会議員に当選、昭和30年には多年の宿願であった幼稚園を設立し、人間形成上最重要な幼児教育に体当りで取りくみ、若者の様な夢と情熱をもって絶えず前進しようとの熱意に燃えていた。然し天は女史に齢をかさず昭和39年4月病のため81才にて没した。幼稚園は五男安正氏が遺志をつぎめざましい発展をとげている。女史の女性らしい物腰、かんで含める様な口調、理路整然とした講話は今もなお婦人会での語り草となっている。

出典:鍋島町史 第一篇p.77