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■所在地佐賀市鍋島町 ■登録ID2709
明治から大正にかけて、お宮の近くに鎮守の森があった。そこには、たくさんの野狐が住んでいてよくいたずらをしていた。 ある日、八戸村に住んでいた林幸さんが親類のこんれいによばれたその帰り、酒に酔うていい気持ちになりふらふら歩いていた。土手にさしかかって一やすみするときまではおみやげを手に持っていたことはたしかだった。 ところが、一息ついてごちそうを持って帰り、家でひらいてみたら、野菜を藁でむすんだものだった。
出典:鍋島町史p.310