市川天衝舞浮立奉納後の行事

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市川天衝舞浮立奉納後の行事

■所在地佐賀市富士町
■文化財指定日 
■登録ID2813

 浮立ブンミャー(浮立振舞) 
 テースマエ古賀では浮立参加者を招いての浮立振舞をする。スブソの家は天衝舞人だけを接待する慣例であったが、今は他の出演者もあわせて招く。他の家では10人から14、5人の客を分担して引き受ける。午後8時から始められ客は座敷にしつらえられた本膳につく。ホンバン三番がうたわれ宴がはじまる。本膳の振舞は午後10時ごろに終わり、その後、回り祝いの客が見える。回り祝いというのは、出演者や他の集落からの客などがテースマエの家々を回り歩いて飲むことである。

 テンツキおくり 
 浮立奉納の翌日、テースマエ古賀の代表がスブソの家からテンツキを舞人の家に送り届ける。舞人にねぎらいのことばをかけ、酒一升に鯛二尾と金一封を渡す。舞人の家では、送り人たちを接待する。

 膳ざりゃー 
 浮立の翌日、スブソにテースマエの人が集まり、浮立の後始末と諸費の勘定をする。勘定がすんだところで勘定祝いの酒となり、浮立行事がすべて終わったことになる。

出典:富士町史p.580