蓮池藩第6代鍋島(攝津守)直寛 

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蓮池藩第6代鍋島(攝津守)直寛 

■所在地佐賀市蓮池町
■年代近世
■登録ID372

在位16年(1757〜1773)
直興の養子となっているが実際は直恒の四男、即ち直興の実弟であり家督を相続したのは12歳の時であった。在位中に菩提寺宗眼寺の全焼、お館の落雷による火災全焼に遭ったほか、3度の天災による領内不作の年があり、また、大坂藩邸は負債のため抵当となった。しかし、暗いことばかりではなく、塩田村の前田伸右衛門という人が村中の幼童青年30余人を集めて文学を教授し、かたわら藩に願って久間の荒地を拓き、米を作って学資とし、後の塩田学寮観瀾亭の基礎を築いたこと。大坂藩邸大目付の河野忠右衛門という人が儒書経解80帙、17史30帙を献上。これは後、成章館に移され藩士文学の用にされた。明和7年1月には神埼町に阿蘭陀(オランダ)舶来品売買商を置くといった記録もある。安永2年7月16日没す。28歳。

出典:芙蓉P.74