武家屋敷の門 一棟

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武家屋敷の門 一棟

  • 武家屋敷の門 一棟

■所在地中ノ小路 佐賀地方検察庁
■文化財指定状況佐賀市 重要文化財
■文化財指定日昭和46年2月11日
■登録ID5136

小路に面し、南を正面として設けられている武家屋敷の門で、創建の年代は明らかでない。門は、3間1戸の平門で、切石礎石上に4本の方柱で直接棟木を受け、貫の上方は連子となっている。貫の上に肘木(ひじき)をとおして軒桁(のきけた)を支え、軒は疎棰(そたるき)で本瓦葺となっている。中央は両開きの板戸で、左右の脇間は片開きのくぐり戸である。両側の破風(はふ)に懸魚(げぎょ)が用いられている以外は、飾金具もなく、装飾的な構造は全くみられず極めて簡素な造りではあるが、木組みは比較的に大きくて安定している。
門の両側には、棧(さん)瓦葺の塀も残存していて、保存状態は良く藩政時代における武家屋敷の遺構が極めて少なくなった今日、その価値は高いものがある。