武家屋敷の門 一棟

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武家屋敷の門 一棟

  • 武家屋敷の門 一棟

■所在地佐賀市八幡小路 佐賀市
■文化財指定状況佐賀市 重要文化財
■文化財指定日昭和58年3月1日
■登録ID5153

八幡小路に面して建つ二階建ての長屋門がある。この屋敷跡は佐賀藩の家老という要職をつとめていた鍋島監物の屋敷であった。
門は、潜戸(くぐりと)付長屋門で、正面向かって左側に2階建の番所があり、右側には駕籠を納める倉庫があって、屋根は本瓦葺入母屋造り、外壁は漆喰塗り、腰は簓子下見板(ささらこしたみいた)張り、番所の2階正面には出格子(でこうし)窓が設けられ、門扉には両開き板唐戸(からど)で、扉の釣元(つりもと)に入八双(いりはっそう)金具、閂(かんぬき)の金具隠しに饅頭金物が装飾されている。
規模は間口12.7メートル、奥行3.9メートルで、建築年代は明らかではないが、江戸時代の様式をとどめた武家屋敷の長屋門として、当時を物語る貴重な遺構である。