秀島常次郎

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秀島常次郎

■所在地佐賀市兵庫町
■年代近代
■登録ID570

明治33年2月10日若宮で生まれた。大正8年3月佐賀師範本科1部を卒業して、高木瀬小学校訓導任命以来各校訓導を歴任し、昭和7年兵庫小学校首席訓導となった。昭和17年小副川小学校長となり、以後県視学に補せられ、藤津、佐賀教育事務所長を経て、昭和25年3月兵庫中学校長となった。28年依願退職したが、教育功労者として県教育委員会より表彰された。
昭和30年以来兵庫町公民館運営委員長となり逝去されるまでその職にあった。30年4月佐賀市議会議員に当選し、2回8か年市政に参画された。郷土の教育関係の仕事はもちろんのこと、広く地方自治に参画され、博識多才円満な人柄はそのすべてを解決し、まとめられた。昭和48年、永年にわたり教育、学術文化の向上に多大の功績があったので、勲五等瑞宝章を授与された。病身を忘れ多年にわたる活躍のための過労か、授賞まもなく同年11月30日、73歳で永眠された。兵庫町民の哀別の情はまことに深く、その逝去を惜まない人はなかった。

出典:兵庫町史p215