東光山吉祥寺 

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東光山吉祥寺 

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■所在地佐賀市兵庫町大字若宮1692
■年代近世
■登録ID619

真言宗醍醐派 本尊 不動明王
由緒 当寺は寛文年間(1661〜1672)鍋島山城守藤原直氏が鍋島家の祈願所として、豪伝大僧都を開山に迎えて創建した。直氏は子孫隆昌を願って寛文11年(1671)3月豪伝大僧都を導師として、大乗妙典1万部を写経し、さらに延宝9年(1681)9月、再び大乗妙典1万部を写経した。この写経本を境内に埋蔵し石塔を建立して供養した。
また鍋島直愈は宝暦5年(1755)5月、英弁大僧都を導師として、大乗妙典1万部の供養塔を建立した。鍋島家代々の信仰厚く、その祈願所として隆昌したが、明治初年寺録の返還を命ぜられ、寺運退廃して伽藍も消滅し、廃寺同様となった。地区住民はこれを遺憾としその再興を計った。

※『佐賀県近世史料第十編第一巻』のp214、天明7年(1787)の寺社差出によれば、東光山吉祥寺はこの時代には天台宗で、「当寺儀、寛文元辛丑年山城殿先祖勝直(ママ)殿代、為祈願所 豪傳大僧都中興ニ而建立有之候事」とあり、豪伝大僧都は中興としている。開山は「快久法印 年号相知不申候」とあり。

出典:兵庫町史p207

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