元船津

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■所在地佐賀市本庄町
■登録ID711

大字末次字八田は文化14年(1817)の郷村帳に末次東分村(中島、西八田、末次本村)と記されている。
八田江は佐賀藩当時の重要水路で船舶の出入が頻繁で八田井樋尻(現在の八田橋附近)にはいつも帆柱が林立していたので、「元船津」(船の碇泊する所)と名付ける。
八田江畔の堤塘には、御船屋跡が八田江改良工事前まで残っていたが現存せず。
八田区南が当時の船着場で、ここを中心に西川副南里の正定寺と鹿子の慶誾寺を結ぶ東西の道路は歴代藩主が両寺の参詣に利用されたので「お殿さんみち」という。

出典:かたりべの里本荘東分P.84 本荘の歴史P.128