藩祖がひれ伏した鹿子天満宮

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藩祖がひれ伏した鹿子天満宮

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■所在地佐賀市本庄町大字鹿子179
■年代近世
■登録ID792

鹿子天満宮は、龍造寺隆信の祖父家純が太宰府天満宮の分霊を請い受けて祀りました。祭神は、菅原道真です。龍造寺隆信、鍋島直茂はじめ歴代藩主が崇め敬った神社でした。
『葉隠』に山本常朝は「佐賀藩の家老の安芸守(鍋島茂賢)が若い頃、天神の森で鳩を撃ち、それが外れたので腹を立て、当たらなかったのは天神の仕業である。憎き天神である。と二つの弾を込め宝殿を裏表に射抜いて帰り、このことを直茂に伝えた。これを聞いた直茂は「おそれおおいことを」と、即、水で身を浄め裃を着け参詣され、「ただ今、そそっかしさから過ちをおかした者、もってのほかであり、お怒りのこと、迷惑かけたと存じます。彼は、かねてからそそっかしい者で、何とぞお許しください。お詫びに参りました。」と地に平伏して、高い声でことわられた。」と鹿子天満宮での出来事を述べています。このことからも藩祖はじめ歴代藩主が崇敬したことがわかります。共に直茂の部下への思いやりと責任感が感じられます。

出典:かたりべの里鹿子P.50本荘の歴史P.71ワークショップ中野和彦氏寄稿

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