正里の行事

正里の行事

■所在地佐賀市本庄町
■登録ID847

月祭:三夜待(23日)、六夜待(26日)
年祭:大般若経会(正月11日)、伊勢祭(12月26日)、権現祭(12月15日)、天神祭(12月25日)、村勘定(1月)、釈迦堂祭(4月19日)、川神さん祭(春耕前)、田の神祭(田植え直前)、節句(3月3日ひな祭)、鯉幟(5月5日)、七夕祭(7月7日)、祇園祭(夏祭)、お盆祭(8月13日〜15日)、供日(春秋の氏神祭)、日峰さん参り(春秋)、金立山参り(正月)、文殊参り(正月)、お経参り(川干の頃)、お不動さん参り(正月縁日)、清水観音さん参り(正月と夏の縁日)
西分の権現祭は福山晴大家に祀ってある熊野三所大権現が祭神である。
寛政11年(1799)勧請したもので、正里西分の鎮守神として夏の祇園祭には、提灯をともし供物をし参詣人に煮豆をくばり、無事息災を祈る行事が今も続いている。
石祠の後の楠は樹齢400年以上と推定されたが、明治25年頃切り倒されて今の楠は2代目である。
西分観音堂に祀られた石仏7体のうち「目の地蔵さん」の謂われは、昔は疾目等の流行目が多かった。
眼病になると「め」という字を半紙に8字書いたものを奉納し、「“八ん目”山さんいけ、しっきゃあ、ほーいやれ。」と3度言って、供物をなし、全快を祈ったものである。
「日晴し(産の忌みがあけること。男子30日目、女子は33日目に宮参りをする)観音さん」は、葬式等の不幸ごとの帰りには、この観音さんに立ち寄り、「日晴し」を祈願し自宅へ帰るという風習があった。また「子安観音さん」としてお母さん達の信仰が厚い。
その他、「北向きの地蔵さん」や「千手観世音菩薩」、「不動明王」、「弘法大師」等が堂内に祀られて崇敬されている。

出典:本荘の歴史P.54