青木 繁

青木 繁

■所在地佐賀市
■年代近代
■登録ID970

明治15年(1882)久留米市生まれ。明治の洋画壇に「彗星のごとく現れた画家」が青木繁である。明治15年、久留米に生まれ22歳で東京美術学校を卒業した。そして白馬会展に「海の幸」を出品して一躍名声を上げた。明治40年、25歳の時に久留米に帰省しその後、佐賀や小城など九州各地を放浪する。佐賀では小学校時代の恩師を訪ねたり、「西肥日報」の西英太郎の援助を受け、画展を開いたりする。その時に宿泊したのが、「旅館あけぼの」である。青木は、この旅館に泊り込み佐賀市内や小城などを訪ね歩き数点の絵画を各地に残している。明治44年(1911)波乱の生涯を閉じた。

出典:ふるさと勧興(P.44)