小繰網(風呂敷網)

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小繰網(風呂敷網)

■所在地佐賀市諸富町
■登録ID1542

大正期の漁業
構成
網地、綿糸六本合、一寸四分目三百掛、長十三尋のものを縦目に用ひ一把とす。
縮結、肩を四尋とす。
浮子、桐長五寸二分、巾一寸六分、厚二寸八分のものを二十二牧を付す。
浮子網、二分径綿糸二本
沈子、陶製円筒形、重十五、六匁のものを一尺に一個
沈子綱、七分径の藁綱二本
漁法
網船二艘、手船二艘を要し、各四人宛乗込み、前記の網十七反を接ぎ合して出漁し、ハダラ網と同様の方法に於いて、魚を取旋き網船二艘相舫ひ、肩裾を同時に引揚げ魚を捕獲す。
漁獲物
鱸、赤目、ナヨシ(鯔の成魚)、鱇(あんこう)
漁期・漁場
五月より九月の間、水深三尋乃至七尋の泥砂底に使用す。
(大正5年(1916)8月発行。県水産試験場『漁村調査報告』より。)

出典:諸富町史P.1076