かし(柏、河岸)網漁

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かし(柏、河岸)網漁

■所在地佐賀市諸富町
■登録ID1574

満潮の時、三尋の深さになる場所を選んで、潮流に向って網を張り、竹を20〜25本を直線に立て並べ、網を竹の上下にくくりつける。
網の底は地面につけ、上は3〜40cm間隔でウカシをつける。
網が潮流で流れないように、竹の上下に縄をつけて碇止めしておく。碇は網1反に1か所の割りで付け、潮流にのって遊泳してきた魚は網の目に刺さるサシ網の一種である。
潮の止まる前即ち6時間ごとに揚げて魚をとる。この網は3重網になって、外がわ2枚は大きい目で、中央が細目で袋の役目をする。漁期5月〜11月。ヤスミ(マイオ)網とクチゾコ網とがある。

出典:諸富町史P.1088