宗智寺

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■所在地佐賀市多布施四丁目4-3(上多布施東部)
■年代近世
■登録ID1884

【名 称】日峰山 宗智寺
【宗 派】曹洞宗
【ご本山】永平寺 総持寺
【本 寺】山口県 瑠璃光寺
【御開山(初代住職)】不徹桂文大和尚
【開基(お寺を建立された方)】鍋島直茂公 (戒名)高伝寺殿日峯宗智大居士
【開 創】元和4年(1618)
【由 来】
 鍋島直茂(藩祖)は、慶長15年(1610)、73歳で家督を嫡子勝茂(初代藩主)にゆずり多布施の館に隠居した。隠居中には自然石の墓標(現高伝寺)を建て、元和4年6月3日、81歳で亡くなった。
 遺骨は、直茂の遺言でこの地に葬られた。これは、「もし乱世になって、他国より佐賀へ敵が押し寄せてくる時、北への守りがとくに大切である。自分がここに埋まっていれば、家中の者はこの地を敵の馬の蹄に懸けまいと奮戦し、城下に敵を入れることはなく持ち堪えられる」との賢慮があってのことだと伝えられている。
 元和4年8月に藩主勝茂は、藩祖直茂の菩提のために寺を建立し、直茂の戒名「日峯宗智大居士」をとって山号を日峰山、寺号を宗智寺とした。

出典:佐賀県立美術館 竹下正博氏

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