粥占い

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粥占い

■所在地佐賀市川副町
■登録ID2020

2月15日に粥を炊き、3月15日までの1ヵ月間、その粥を神殿などに保管し、カビの付着具合によってその年の吉凶を占うものである。大詫間の松枝神社、早津江の志賀神社、犬井道の海童神社などがよく知られている。
松枝神社の粥占いは、宮総代宅で炊いた粥を直接32cm程の粥鉢に入れ、わらすぼ2本で東西南北の仕切りを設けて箱に入れ神殿に安置する。そして3月15日のお粥開きに開ける。
カビの色具合により、赤味があると火事、怪我、青味があると流行病の発生、干からびてヒビ割れすると旱魃などというし、カビの上につぶつぶの粒子がいっぱい付着した時は豊作などという。

出典:川副町誌P.763