観音講

観音講

■所在地佐賀市大和町
■登録ID2278

 そもそもの起こりは法華経第八巻第二十五品の普門品の別称で、観世音菩薩の功徳・妙力を説いたお経を観音経といい、その観音経を講じる法会とか、観世音を信仰する者の講中のことを観音講といい、宗教的な行事であったが、現在存続されているのは婦女子の親睦会である。年に1、2回程度で期日も一定せず、経費を出し合い料理も自分たちの手で作り、親しい仲間ばかりだから話もはずむ。なお、女の子も観音講をしているがこれは夕食を共にする程度である。

出典:大和町史P.651