与賀神社三の鳥居及び石橋 二基

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与賀神社三の鳥居及び石橋 二基

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■所在地佐賀市与賀町 与賀神社
■文化財指定状況国 重要文化財
■文化財指定日昭和45年6月17日
■登録ID5329

与賀神社三の鳥居は慶長8年(1603)佐賀藩祖鍋島直茂の北方藤女(陽泰院)の奉献になるもので、高さ3.90メートル、笠木の長さ5.65メートルである。肥前鳥居は、室町時代の末期ごろに肥前国を中心として造立された石造文化の一つで、江戸時代初期に最盛期を迎えている。
その形式は、笠木と島木が一体化し、先端は流線形を呈しており、笠木・貫・柱が3本継で、柱の下部は張り出して生け込みとなっているなど、特色のある構造を有している。
与賀神社の烏居は、造立の古いものの一つとして、また、最も典型的なものの一例として価値が高いものである。
石橋1基は、長さ10.5メートル、幅3.15メートル、川床までの高さは中央部で1.78メートルで、両側に高さ56センチメートルの欄干があり、10個の擬宝珠がついている。ゆるい曲線をもつ反り橋で橋脚は3本併立の6列である。擬宝珠の銅板に
肥前州与賀荘 正一位与止日女大明神 …… 慶長十一年丙午南呂彼岸日 鍋島加賀守豊臣朝臣直茂造立之
の線刻銘があり、江戸時代初期の石橋として県内で唯一のものである。