妙福寺

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■所在地佐賀市東与賀町大字下古賀乙748番地
■年代近世
■登録ID1222

【名称(山号)】寂静山 妙福寺
【宗派】浄土真宗 本願寺
【本寺】京都府西本願寺
【創立年代】創立は寛永15年戊寅(1638)人皇第110代後光明天皇、徳川家光将軍時代に現在の佐賀市伊勢町蓮生寺の末寺として創立された。
【開基】高木宗運、蓮生寺開基の弟である。元禄6年4月13日入寂、高木鑑房の子孫で、鑑房は天文23年3月入寂。
【沿革】
御本尊は阿弥陀如来立像で、文政7年12月再興され、細工人は狩野、享和元年(1801)過去帳書き初め文政11年4月13日、14日、15日の三日にわたり、51年来珍しき大地震あり。また同年8月9日古今無双の大風ありて、家屋その他建築物の倒壊甚し。また同年8月24日晩より25日朝にかけて大風ありて、当寺の山門倒れり。弘化4年11月山門再興される。現在の本堂は昭和5年6月改築完成した。
【その他の特記事項】
安政3年12月14日、旧藩主鍋島若殿様御昼休みされたら、御拝領定銀200疋、文政5年御上に金3.000両を献金した。
【檀徒戸数】110戸(東与賀町内61戸・外に川副町等)
【備考】
山門は開基の時、元禄6年(1693)4月のもので、楠材を用い、作者は佐賀市与賀神社山門と同人という。彫刻が見事で、表面と裏面を全く異なる風物を画いている。
半鐘は享保18年(1733)第6世見佳とあり、谷口安左ェ門の銘がある。
この寺も寺子屋の跡らしく、第13世高木行順住職が師匠であった。寺内に落書きした「梵語(ぼんご)」の文字が残っている。

出典:東与賀町史p1134

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