さなぼり

さなぼり

■所在地佐賀市三瀬村
■登録ID1290

田植の終わったあとの行事である。早苗振の語からきているといわれ、「さ」は田植または田植をつかさどる神の意で、神上り(さのぼり)、つまり、田の神がお帰りになる意味があり、田植えはじめを「さびらき」というのに対する語である。
本来、田植が無事にすんで、田の神を送るための祭事であったが、のちには田植終わりの祝いや休養日と考えられるようになった。
 行事の内容はさまざまであるが、餅をついたり、まんじゅうをつくったりして、御馳走といっしょに神仏に供え、田植を手伝ってくれた人々を招いてお祝いをする。

出典:三瀬村史p642