正善院

正善院

  • 正善院
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■所在地佐賀市川副町大字福富90
■年代中世
■登録ID1961

山号   真光山
本尊   聖観世音菩薩
創設年代 文安4年(1447)
開基   朝賢
沿革   文安4年5月川上実相院の末寺として、朝賢律師が開山。その後元禄年間、東古賀村に川上神社より分霊し淀姫神社が建立された。以来、明治初年まで淀姫神社の大祭などの宮司職も務めたと伝えられる。古老の話では、寺の屋敷と呼ばれる住職の役宅が寺と宮の中間にあり相方の管理、祭典を執り行っていたという。
 現在の建物は昭和3年4月完成したもので、幾多の兵火で消失、廃屋のようになっていたのを大正初年、北脇良謙僧正が檀信徒を中心に千人講を組織し、復元の資金づくりを発起した。しかし、事業途中に遷化し後任、北脇良源師によって完成。その後、住職が転変し衰微していたが、現住職の手により今日の隆盛を見ることができた。
寺宝   雲照律師書一幅、山岡鉄舟山号額及び書一幅

出典:川副町誌P.958〜P.959

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