勝楽寺 | さがの歴史・文化お宝帳

勝楽寺

所在地 佐賀市鍋島町東新庄
登録ID 2603

出典資料から記載

 真言宗に属し、本尊は阿弥陀如来で聖徳太子の御作と称せられ、しかも勝楽という名が吉詳なりとして、武家の間で特に尊崇されていた。往昔日本武尊、熊襲征伐の時祈願をこめられ、また弘安4年(1281)蒙古襲来の時も当寺で祈願をこめ、境内の竹を切って軍用に供し、降って元亀元年、大友軍来襲の際も勇将鍋島直茂出陣の途次当寺に立ち寄り、竹を伐って旗竿を作り武運を祈願し今山戦に大勝利を得た。直茂凱旋後、首途の時奮って協力従軍した新庄、江頭の住民等に恩賞を与え、当寺には屋敷四反、田地六反を寄進した。ちなみに今山戦にて敵大将大友親貞の首級をあげた成松刑部大輔の使用した真槍が、当寺の寺宝として保存されていたが、惜しい事に何時しか所在不明になっている。更に直茂朝鮮出陣の際も、当寺の竹を軍用として用いたが、その旗竿の向こう処何れも大勝利をおさめた。こうして鍋島家代々の馬印の旗竿、着物竿等総て当寺から上納することになっていた。
出典:鍋島町史p.158〜159

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