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[指定文化財][無形民俗文化財][諸富町]は2件登録されています。
指定文化財 無形民俗文化財 諸富町
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三重の獅子舞
重要無形民俗文化財
約600年前に、越後の国から肥前の蓮池の地に伝わり、江戸時代に鍋島氏が川副郷三重の川副代官に伝授させたと伝えられているが明らかでない。毎年10月19日に近い日曜日に氏子の村々によって新北神社に奉納されている。 出演者は囃子方としてドラ2名、鼓2名、笛10名と演技者として、めずり2名、獅子使い20数名であり、その他に奉行2名、世語役10名前後、高張提灯(たかはりちょうちん)、手提灯がつき、いずれも青壮年が中心となる。 獅子頭はあごの部分が木製で、他は和紙の重ね張りの上に漆をかけてあり、額には紙垂(しで)を垂らし、頭部内側には銅製の環を付けて音を発する。頭部から尾部にかけては着物とよばれる幌をつけ、頭の色に合せ、赤褐色、青緑色となっており、綿玉を散らす。 曲目はひら・二段継ぎ・三段継ぎ・獅子かぶり・のみとり・めずりである。ひらは頭・尾に各1名がつき、獅子頭をふりながら前後に動くが、二段継ぎ・三段継ぎでは頭部に肩車になった2名もしくは3名が、手をさしあげて獅子頭を動かす曲芸的な所作となる。 獅子かぶり、めずりはひらと同様、頭と尾に各1名が入る。難子に合わせて勇壮かつ曲芸的な所作を伴う獅子舞であり、県内に伝承される獅子舞では特異な民俗芸能である。
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太田の浮立
重要無形民俗文化財
太田神社で5年に一度行われる秋の例祭に奉納される浮立で佐賀平野に伝承する天衝舞浮立の一種で、神輿のお供として従う。道行きの順序は神輿を先頭にモラシ、笛吹き、太鼓、鉦打ちの順で「道行き」を囃しながら従う。神社参道にはいると「長道行き」で神前まで進み、モラシが中央に2列に向かいあって並び、その後に鉦打ちがひかえる。太鼓打ちは謡いにあわせて太鼓を打ち、謡いが終わると神前まで進み神の前の所作を行う。神の前は大太鼓打ちにより本囃子・マクイの順で行われる。マクイには、トートーヘイコ…と続く囃子歌を全員でうたい舞う。神の前が終わると花浮立を数曲舞って打ち込みの囃子にあわせ、神殿を巡って終わる。花浮立を数番行って「打ち込み」の囃子にあわせて神殿を巡って終わる。