土龍打ち(1月14日)
土龍打ち(1月14日)
■所在地佐賀市嘉瀬町
■登録ID20
約5、6mの竹を切ってきて、その先に藁づとをくくりつけた棒で、部落内の家々に行き庭先で円陣をつくり、土龍(もぐら)打ちの歌に合わせて地面を叩く男児の行事である。この行事はもともと田畑を荒す土龍の害を除こうとするもので、子どもたちはもちやお金をもらったものであったが近年では、あまり行われていない。
<土龍打ちの歌>
せんすい(千秋)まんすい(万歳)そぉーれ なれなれ柿の木、 ならずの木をば(実を結ばない木を)、 なれぞというた、 千なれ万なれ 億万なれ、 つる打ちすんな、 あだ花咲くな、 人のちぎっときゃ(人が盗みとるときは)、 ほい(堀)の岸なあれ、 おどんがちぎっときゃ、 畑のまん中なあれ、 去年よりや今年あ、 所見がようして(見ばえがよくて)、 太うして 長うして、 ぶらっぶらっとなあれ、 14日のもぐら打ち
出典:嘉瀬町史 (P.145〜P.146)