安竜寺

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■所在地佐賀市諸富町大字為重1586
■年代古代
■登録ID1653

真言宗御室派
山号 金剛山
本尊 薬師如来
開基 行基菩薩
沿革
当寺は長福密寺といい、行基菩薩の草創といわれ、七佛薬師尊のうち随一といわれている。行基僧正は筑州において1本の良材を得、これを滄海に放って、この木の止まるところに仏像を造って地方の平安をはかろうとされた。放流された尊木は寺井津に漂着したので、瑠璃光の像7尊(川副七仏)を刻んで7か所に道場を開きこれを安置した。当寺はその造尊の場所である。
和銅4年(711)行基菩薩の草創といわれる河上山実相院元觸内神通院(東寺井)は、旧藩時代は藩主龍造寺家、鍋島家の祈願所であったが、大正6年8月安竜寺に合併されたので古文書、薬師如来、青銅弁財天、不動明王、弘法大師、愛染明王、十三仏、十二神、大国七兵衛筆の虎絵額、珍しい石造道祖神等がある。

出典:諸富町史P.1253

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