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■所在地佐賀市大和町野口 ■年代近世 ■登録ID2125
野口林道を北へ約700m、柑橘園の大岩石に三仏体の座像が彫られている。昔から「ミダ、シャカ、カンノン」と呼んでいる。向かって右から阿弥陀如来、釈加如来、観世音菩薩である。大岩石にふさわしい大きさの仏像で、端麗で慈顔の様相を呈している。藩主光茂のころ、国家安穏を祈って佐嘉城の四周に弥陀・釈迦・観音の石仏を彫らせ祀ったとあるから、野口の三仏もその1ヵ所であろう。300年の星霜を経ているが、のみの跡もまだ鮮やかである。
出典:大和町史P.534〜535