円蔵院

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■所在地佐賀市中の館町3?12
■年代中世
■登録ID2419

佐賀城跡の南に位置する。福厳山と号し曹洞宗。本尊は聖観世音菩薩。龍造寺家兼(剛忠)によって天文14年(1545)建立されたもので、同年正月馬場頼周らにより川上や祇園原(神埼市神埼町尾崎)で討たれた子の家純、孫の周家・澄家・頼純、そして天文7年に病死した家純の次男で宝琳院の住職であった豪覚などの供養のためであった。寛文6年(1666)住職の村了が寺格の問題で2代藩主光茂に直訴して死罪となった。これは、彼を助けようとした山本常朝の師、高伝寺の湛然が華蔵庵(佐賀市大和町松瀬)に移る原因ともなった事件である。

出典:日本歴史地名体系42(佐賀県の地名)平凡社1980

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