呉服町通りの「ひぜんえびす屋」・道標・かど恵比須 | さがの歴史・文化お宝帳

呉服町通りの「ひぜんえびす屋」・道標・かど恵比須

所在地 佐賀市呉服元町8-5
年代 近世
登録ID 2537

出典資料から記載

佐賀市の中心街の中でも最も長い歴史を刻んできている店が、呉服元町で菓子製造販売の店舗をかまえている「ひぜんえびす屋」である。創業は安永年間(1772〜1780)というから、藩制期から街の栄枯盛衰を生き抜いてきた貴重な店である。
天保14年(1843)の当地域の古地図には「伊兵衛」と記してあるが、中溝伊兵衛のことであり、嘉永7年(1854)の竃帳には「菓子・饅頭店、中溝作平」とあり、中溝菓子店として昔から親しまれてきた。
店の建物も骨格はかなり古く、時代を感じさせる。
この店の角には昔からの石の道標が二本あり、それぞれ「こくらみち・ながさきゑ」「右おふくわんゑ」と刻されている。東の柳町方面から伸びた長崎街道がこの店までで行き止まり、そこから街道は東西に連なる往還、すなわち大通りを右に曲がってさらに元町方面に続いて行く。
道標のそばにお馴染みのかど恵比須があるが、幕末期の作らしい。胸には最高の福をもたらすという3個の宝珠が刻まれている。柔和ないい顔立ちである。
出典:井手家所蔵古地図(商工観光課複製)、「佐嘉城下町竈帳」

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