実相院仁王門 一棟 | さがの歴史・文化お宝帳

実相院仁王門 一棟

所在地 佐賀市大和町大字川上 実相院
文化財指定状況 佐賀県 重要文化財
文化財指定日 昭和55年3月21日
登録ID 5297

指定文化財

実相院は、寛治(かんじ)3年(1089)、河上神社(与止日女神社)の僧円尋(えんじん)が、その裏山を開き御堂を建てたことに始まると伝えられている。真言宗御室(おむろ)派に属する。
与止日女神社西門から出て、石段を登るとこの仁王門がある。3間1戸の八脚門である。基礎は円形に近い不定形の花崗岩自然石で凝灰岩の布基礎で連結している。太い円柱を建て、これらの上部に三斗(みつど)、肘木(ひじき)を置く。また、下部を貫でつなぐという構架である。屋根は入母屋造り、桟瓦葺(さんがわらぶき)(本来は本瓦葦)。妻飾りは豕扠首(いのこさす)で、全体的に古めかしい。
天井は、小部屋部分は竿縁天井、門の部分は組入天井となっている。
この門の両妻部を板壁、両脇部の正面と内側の上半を格子として、その内部に仁王尊像を安置している。
仁王門の建立年代についての記録はないが、門に掲げられている「神通密寺」の額に「寛永二十年」(1643)とあり、門もこの頃とされている。屋根瓦、棟木、棟束、一部の間仕切り壁、格子などは後補のものだが、主要部分は建築当初の用材で、江戸時代初期のものである。県内に、この時期の様式を今に伝える木造の建造物はたいへん少ない。

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