新着情報 topics
ピックアップアーカイブ pickup
-
新北神社ビャクシン
天然記念物
新北神社は、6世紀末の用明天皇の時代に創建され、9世紀初めの嵯峨天皇の時代に再建されたといわれる、素盞嗚尊を主神として祀るこの地方を代表する古社である。 神社拝殿の右横にあるビャクシンは幹周4.1m、枝張り6.0m、樹高20.0mで、ビャクシンとしては県内最大の巨木であり、県の「名木100選」にも選定されている。また、全国の主なビャクシンの巨木(幹周及び樹高の平均値がそれぞれ4.9m、13.3m)と比較しても遜色がない。樹齢は明らかでないものの1600年とも2200年ともいわれている。幹は斜上しており、倒伏しないように支柱がそえられている。その様子から地元では「飛龍木(竜神木)」とも呼ばれ、これまで御神木として大切に育てられてきた。主幹部はビャクシン特有である樹皮が剥げ、材がむき出しになっている部分があり、ねじれや瘤状の隆起もみられ、古木特有の風格がある。 当該文化財は当県の自然を記念する代表的な巨木、古木であり、学術上価値が高い。
-
下合瀬の大カツラ 一株
天然記念物
大カツラは、脊振北山(ほくざん)県立自然公園内、佐賀市富士町下合瀬地区樋口にある。付近は標高400メートル前後の低山地で、大カツラは東側に開口する小さな谷間の開口部付近にあり、三方を杉林に囲まれている。 カツラは、九州から北海道にかけての山地に自生する落葉高木で、幹は径1メートル以上に達し、樹皮が縦に裂ける。葉はヘリにギザギザがあり、円形または広卵形で長さ約2センチメートル。葉は細長い柄で対生し、細長い枝の両側に並ぶ。雌雄(しゆう)異株で4~5月、葉に先立ち葉脈に紅色の小さな花が咲く。雄花には多数のおしべが、雌花には薄紅色の糸状の柱頭(ちゅうとう)がある。 下合瀬の大カツラは雄株で、水平根回り13.8メートル、樹高34メートル、枝張り周囲37メートルと巨木である。旧基幹部の基部から大小無数のヒコバエが群がり生えて一樹をなしたもので、その内幹囲1メートル以上のものが20数本もあり、最大のものは約3メートルのものもある。 この大カツラは、山神(やまのかみ)の社地内にあり、昔はしめ縄も張られていたというが、近くに神祠(しんし)もなく木自体が神木として崇敬されていたと推定される。 推定樹齢は1000年といわれ、樹勢は今なお旺盛である。