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テンボ
ネバルの東方の濠の中に、テンボという島状の狭い土地がある。大昔この辺は海で船が通っていた。テンボは当時船の帆柱が残っていた所という。伝説によると渕地方は海中の渕であったそうで、高木瀬方面の瀬は海中の瀬であったという。
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石造恵比須半跏像 一躯
重要有形民俗文化財
佐賀市内は、全国的に見ても恵比須像が濃密に分布している所として注目されており、恵比須像は、佐賀市の石像を代表するものの一つである。 商家では福徳神として恵比須を祭り、商家が栄えた宿場町など街路端に奉祠されている。 この相応津も漁場豊かな有明海へそそぐ本庄江に面し、かつては漁港としてまた商港として発達した津で、今日でも数多くの恵比須が祀られている。 この恵比須像は台座を含め座高58センチメートルで、鯛を左脇に抱き、右手を前に曲げて竿を執る態をなし、全体的に破損も少なくよく完構を保っている。 制作年は享保9年(1724)で、現在造立銘の判明している恵比須像のうち市内で最古のものであり、その価値が高い。