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[久保田町][ 建造物]は2件登録されています。
久保田町 建造物
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香椎神社四脚門 一棟
重要文化財
香椎神社は、安元3年(1177)ごろ、この地の地頭窪田因幡守藤原利常(くぼたいなばのかみふじわらとしつね)が、久保田村矢櫃の森という所に創建したが、天明ごろ現在地へ社地替えとなったと伝えられている。祭神は、神功皇后、応神天皇、住吉大神である。 この門は、神社境内に建つ1間1戸の四脚門で、神門あるいは楼門と呼ばれている。自然石を用いた礎石に角柱を建て、その柱に頭貫(かしらぬき)を通し、三斗(みつど)、実肘木(さねひじき)を組み、その上に桁を置いた簡単な構架である。屋根は切妻造の本瓦葦である。 しかし、その意匠は雄大であり、蟇股(かえるまた)やその他の彫物には、桃山時代の特徴である華麗かつ豪壮の余韻も認められる。この門の建立年代についての記録はないが、構造様式からみて、江戸時代初期ごろのものと推定される。 なお、全体的に荒廃の度がひどかったが、昭和37年に解体修理が施され、腐朽材は取り替えられ、後世の付設部分も取り除き、一新された。 県内には、この時期の様式を今に伝える木造の建造物はたいへん少ないことから、この神社の四脚門は貴重である。
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香椎神社肥前鳥居 一基
重要文化財
香椎神社は、安元3年(1177)ごろ、この地の地頭窪田因幡守藤原利常(くぼたいなばのかみふじわらとしつね)が、久保田村矢櫃の森という所に創建したが、天明ごろ現在地へ社地替えとなったと伝えられている。祭神は、神功皇后、応神天皇、住吉大神である。 肥前鳥居は佐賀市を中心とする肥前一帯のほか、長崎県や福岡県の一部にも分布する。江戸時代初期に数多く造立され、延宝年間(1673~81)ころから著しくその数は減っている。 この鳥居は香椎神社の二の鳥居で、柱は二本継、貫・島木は三本継であるが、中型の鳥居としては二本継は珍しい。造立銘によれば、慶長11年(1606)に龍造寺政家が一門の安泰を祈願して建立したものである。