佐賀平野各地に多く伝承されている天衝舞系統の浮立で、藩政時代から伝承されてきたと思われ、長く途絶えていたが、昭和60年代に地区有志により復活をした。
4年に一度大字別の輪番で香椎神社の秋季大祭で奉納され、大太鼓、鉦、笛の伴奏でゼンジャーコ(銭太鼓)とモリャーシ(締太鼓)が舞う。浮立の構成人員は約40人。
曲目は道行き、鳥居がかり、神の前、四つまくり、三つまくり、でやぁーがある。
ゼンジャーコは、直径5センチメートル、長さ30センチメートルほどの竹筒の中に銭や鈴を仕込み、振ると音がでるようになっており、筒の表面を色紙で飾り、両端に飾りの房がつけられている。