権現講

権現講

■所在地佐賀市東与賀町
■年代近世
■登録ID1085

英彦山は北九州における修験道の一大拠点であったが庶民からは農業神として深く崇敬されていた。
藩政期において肥前の英彦山信仰が他藩に較ベて盛んだったのは歴代藩主みずからの信仰の篤さによるものと言われている。上宮の修築をはじめとして寛永14年(1637)の銅鳥居の寄進など数多くの寄進物からもうかがえる。それにならった農民の信仰も篤い。
英彦山まいりの習俗については権現講・英彦山講という講集団を組織しての代参が盛んに行われた。

出典:東与賀町史P1049