上古賀の年中行事

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上古賀の年中行事

■所在地佐賀市東与賀町上古賀
■登録ID1143

年中行事の一つに正月5日定例的な大般若会がある。この八幡神社の社殿に老若男女の氏子が相集って、家内安全と災害免除の祈禱をする。祭主は区長(連絡員)が当たり、栄蔵寺と慶誾寺(本庄町)の住職が般若経600巻を奏上する。祈禱札は各家庭に祀りまた村境にも立てて邪神悪霊の進入を防ぐのである。その昼は全戸主が公民館に集合して、神酒を戴き1年間の村落安全と親善親睦の新春宴会を催すのである。
この村でも子ども達の年間行事や遊びごとは、ほんげんぎょう・土龍(もぐら)打ち・凧揚げ・竹足・独楽(こま)・ぺちゃ・ねん棒等があり、女子では毬(まり)つき・お手玉・草輪つき・羽子板等その他動物を相手に、とんぼ釣り・ぼんのう挿し、洞受け(鮒とりかご)泥鰌(どじょう)受け・投針等楽しいものが多かった。今日では大分減ったが、童(わらべ)大将を中心に、こうした遊戯や行事に熱中し日の暮れるまで打ち興じたものである。

出典:東与賀町史P1192